アレルギー科に診療に訪れる患者は、自分の身体が何に対して反応するのか不安を持っています。この痒さや肌荒れなどは何が原因なのか、それが判明するまで、多くの検査をして、時には予想以上に長い時間がかかったり、原因がわからない場合も少なくありません。
そんな時は、対処療法という形になるのですが、それは患者にとっては苦痛以外の何物でもありません。長い治療期間が、予想されます。
その場合に、患者の生活環境を理解して寄り添ってあげることが、医療機関側の役目です。仕事上、あまり眠くなる薬は飲みたくない、とにかく痒みを抑えてほしいなど、患者の要求は様々です。
特に、小さい子どものアレルギーに対しては、保護者は心配が尽きないことでしょう。子どもに「掻いてはダメ」と指導しても言うことを聞けない時もあるでしょう。どうして「掻いたらダメ」なのか、掻いたらどうなるのかを説明しなくてはなりません。
そういった患者、1人1人の不安や悩みを聞き出して、医者との間の橋渡しをするのも看護師の仕事の1つだといえるのではないでしょうか。
花粉症1つにしても、患者当人には、大変な心配事であるかもしれません。
また、命に関わるような重大なアレルギーもあります。どんな患者に対しても誠意を持って、その苦しみを少しでも軽く出来るように、医者のサポートをすることが看護師の仕事です。そして、その病状が改善されたときや、患者から感謝の言葉を述べられた時は、きっとやりがいを感じることができるでしょう。
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